最近、サロネーゼなるものが流行っているそうです。2015年2月14日掲載の東洋経済『セレブなプチ起業、サロネーゼとは?』の記事にも詳しく解説があります。

サロネーゼとは何か?

簡単に説明するなら、自宅などをサロンにして稼ぐビジネススタイルのことを指します。たとえば、自宅でピアノ教室や料理教室を開く。来ていただくお客さんは近所の主婦友達など。サロネーゼは主婦業のかたわら、気楽に自宅で運営できることから近年とても人気が出ているそうです。

私としては、このサロネーゼスタイルは、起業の第一歩として大変有意義だと考えています。コストも抑え、リスクも少なくスタートできる点は大きなメリットです。

しかし、注意すべき点もあります。それはサロネーゼで「稼げる」かどうかは全く別物の視点だということです。残念ながら、安易に戦略なくサロネーゼ起業をはじめても、大きな稼ぎを得ることは厳しくなります。

まず最初にお伝えしたいのは、サロネーゼ起業「だけ」では儲けるのは非常に難しいということです。

サロネーゼ「だけ」ではなぜ稼げないのでしょうか?商売の売上を上げる原則は大きく分けて3つあります。「客数×単価×頻度」です。この原則は古今東西変わっていません。サンプルケースとして、1ヶ月間で、お客さんが10人来て、10000円ずつを1回だけ払ったら、売上は10万円です。数式で表すと10×10000×1になります。

これにサロネーゼの一般的なケースを当てはめてみましょう。自宅で料理教室を開くと仮定します。その場合、自宅のリビングに入ることができる人数は限られています。ここでは1回あたり10人を限度とします。「客数」=10人ですね。

「価格設定」はどうでしょうか?1回で2000円あたりと設定してみましょう。

頻度はどうでしょうか?1人の生徒が月に平均で3回来ると想定しましょう。

そして、サロネーゼを開業し、ご近所のつながりを考えて、10人ぐらいの生徒がいると仮定します。では計算です。

10人×2000円×3回=60000円

もちろん、これは売り上げの話であり、ここから経費を引かねばならないことはいうまでもありません。

さて、ここから「大きな稼ぎ」にするにはどうしたらいいでしょうか?ポイントは3つあります。

1つ目は客数を増やすこと。

2つ目は価格を上げること。

3つ目は頻度を上げること。

では、順番に考えてみましょう。「客数」である生徒数を増やすことを考えるのはどうでしょうか?そのためには、スペースが必要となります。講師の時間も必要となるでしょう。となると、大きな家に引っ越したり、別の講師を雇ったりする必要が出てきます。これでは気軽にでき、コストも抑えられるサロネーゼのメリットは相殺されてしまうでしょう。どんなにインターネットを使って上手に生徒数を増やしても、席数に限界があってさばけなければ売上にはつながりはしません。

では、「価格」を上げることを考えてはどうでしょうか?先ほどのサンプルケースの料理教室でいえば、1回2000円を1万円などに上げることです。これはよくあるケースで、儲けるためには正しい選択肢の一つと言えます。

しかし、そのためには、大変な努力が伴うでしょう。同じ品質で値段だけ上げればクレームにつながる可能性が高くなります。となると、品質を上げる努力をしていく必要があるでしょう。料理の腕を上げるために料理教室を通うとか、栄養士の資格を取ったり、写真の撮り方を磨いていい料理写真を撮れるようにするなど。

確かに立派な考えではあるが、落とし穴としては、それにはコストがかかることです。「仕入れ」のようなものと考えられます。気軽にスタートできるサロネーゼが、向上したいあまりに、いつの間にか仕入れ地獄につながってしまうのです。サロネーゼ起業家が資格商法にはまる理由はここにあります。

では、「購入頻度」を上げたらどうでしょうか?これも自宅のスペースを考えたら、来てもらう頻度を上げても、結局、席が足りなければ元も子もありません。

気軽に始められると考えスタートしたサロネーゼなのに、いつの間にか技術向上や集客ばかりを考える苦心の毎日になってしまうのはこのためです。楽しく稼ぎたいと思ったのにこれでは本末転倒です。

ここで一つ、儲けを拡大させるための提案があります。それは、「空間」の枠をとっぱらってほしいということです。サロネーゼの基本である自宅のリビング(ダイニング)は「楽しむため」と割り切るのです。そこでは稼ぎは考えません。ただ単に生徒さんとのやりとりを楽しむのです。

では、いったいどこで儲けるのか?

稼ぐための空間は、「インターネット」と考えるのです。先ほどのピアノ教室の例でいえば、「40代からでも上達するピアノマニュアル」といった教材を「インターネット」で販売してみます。そうすれば、売上を上げる原則である「客数」に限りはほとんどなくなるのです。それこそ、理論上は、世界中の人たちがマーケットになると考えられます。そのネタ作り、教材作りのために、自宅でサロネーゼを楽しみながら生徒と接するのです。

もちろん、インターネットで簡単に売れるとは限りません。が、少なくともサロネーゼで大きく稼ごうという矛盾に挑むよりは簡単であり、楽しいものとなります。出費や精神的疲弊も防ぐことができるでしょう。

そして、一度取引、購入のあったお客さんとは、ステップメールやメールマガジンなどを通じて、つながりを濃くしていき、必ず、何度も購入してもらう工夫をしていくことが大切です。

つまり、「客数」はインターネットで無限に増やしつつ、「頻度」をステップメールやメルマガなどで増やしていくやり方になります。

このように稼ぐ場を割り切って考えれば、サロネーゼはとても有意義なものになります。参考にしてみてください。

さらに「起業成功ノウハウ」を学ぶには?

今なら無料メールマガジンに登録すると、会員限定の起業成功ノウハウ(音声)を過去5回分、特別にプレゼントします。この企画はいつ終了かわかりませんので、必要な方はお早めのご登録をオススメします。(※登録後の購読解除は自由です)
【1000名様限定】 平成社長大学・無料プレゼント申し込みはこちら